Uの倉庫 -U's storage-

ようこそ。ここはスキビのファンブログです。原作者様・出版社等各関係先とは一切無関係です。二次創作を扱っていますので、二次創作・同人という言葉や、また、一部桃色な表現もありますので、それらを不快と感じる方は立ち入りをご遠慮下さい。

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[SS-09]ACT.171 続き妄想

ACT.171の続き妄想です。
2月中に何とかとひーこら書いてみましたが、
推敲が足りないかも(´Д`;)(←という言い訳デス)


【ご注意】
蓮は出てきません。
ェロはありませんが、貴島×キョーコな描写があります。
それとキョコがちょっと法に触れます。(そういう意味では18禁かも)
展開が暗い。
おまけに超ぶった切り??
などありますので、それらが苦手な方は回れ右でお願いします。
あと一人称なんだか三人称なんだかで読み難いと思いますので、それでもいいという心の広い方だけお読み下さい。

久しぶりのSS難しい…(汗)







───いっそ穢れてしまえば、この気持ちを捨てられるだろうか……。

***

二次会が始まり、改めて身近な関係者達への挨拶を済ませると、キョーコはどうすればこの場をうまく抜け出せるか、そればかりを考えていた。
二次会には出たくなかった。
具合が悪くなったと仮病を使ってでも欠席しようかとも考えたが、DarkMoonの現場で特にお世話になった方々が一堂に会するのもこれが最後と考えると、不義理を行うにはためらいが生まれた。
やはり顔を出して挨拶を済ませ、それから抜け出そう。
そう心に決め、パーティ会場と同じホテル内の小さめなバンケットホールに設けられた二次会会場へと移動してきたが、やはり来るんじゃなかったと後悔の念ばかりがこみあがる。
パーティの場では人も多く、“あの人”も常に人に囲まれていたが、ここではそうも行かない。
ほんの数メートルの距離に存在を感じ、いやでも神経がそちらに向かう。
短時間で退席するつもりな事と、貸衣装の返却を口実にする為に、ドレス姿のまま来た事も今の寛いだ雰囲気から浮いていて、居心地の悪さに拍車をかけた。

──もうすぐ最終回の上映会が始まるから、そうすれば……。

そうすれば中座しても目立たないだろうとキョーコは考え、そのタイミングを計る為に周りを伺う。
但し、“あの人”──敦賀蓮──とは目を合わせないように、慎重に。

目の端にその姿を捉えただけで鼓動が跳ねる。
視線が引き寄せられそうになるのを、無理矢理引き剥がした。

──しっかりするのよ、キョーコ。
  私は、最上キョーコ。
  そして駆け出し女優の京子。
  “あの人”は事務所の先輩で、俳優として尊敬している、ただそれだけ。

そう念じながら、心の中で悪夢の箱の鍵をひとつひとつ確認する。
そうして、なぜか進むのが遅く感じる刻が流れるのを、息を詰めて待った。

***

「皆さ~ん! お待たせしました~!
 そろそろ最終回の上映会を始めます!」

緒方監督の柔らかく張りのある声が響き渡った。部屋の照明が暗く絞られて壁に掛けられたスクリーンにプロジェクターを使ってテレビの画面が映し出される。
参加者の意識が一斉にスクリーンへと向かい、画面がよく見えない者が場所を移動する為に、先程までの和やかな雰囲気の中では見られなかった雑多な動きが生まれた。
その機を逃さず、忍びやかに壁際を歩き出した肩をそっと掴まれ、キョーコはギクリと振り返ったが、しかしそこに立っていたのは貴島だった。
貴島はいたずらっ子のように目を輝かせながら人差し指を口元にあて、静かにキョーコを部屋の外へと誘導した。
そのまま廊下を少し進み、バンケットホールの扉が見えない所まで来てからようやく貴島が口を開いた。

「ね、京子ちゃん。ちょっと疲れただろう?
 少し上のラウンジで休もうよ」

にこにこと話す貴島に他意は感じられなかったが、一刻も早くこの場を離れたかったキョーコは丁重に断ろうとした。
だがそこであっさり引く貴島ではない。

「じゃあさ、一杯だけ付き合ってよ。
 せっかくの大人美人、もう少し一人占めさせてもらってもいいだろう? 
 スポンサー特権て事で」

軽くウインクしながら誘って来る貴島に、スポンサーと言われては断りにくいキョーコは仕方なく頷く。
笑顔の貴島が差し出す腕に、先程のパーティと同じように手をかけるとおとなしくついて行った。

***

最上階のラウンジは壁一面がガラス張りで、遠く近くビルの灯りが煌めいていた。
遠くに見える観覧車は大きな光の花を咲かせ、夜景に文字通り花を添えていた。
照明が暗く落とされた店内は外の明滅する灯りに柔らかく照らされ、まるで星空の中か海の底にいるような錯覚を起こさせる。
窓際には外向きに2人掛けの席がいくつも誂えられていて、キョーコと貴島もそのひとつに案内された。

「ふわ~、キレイ……」

外の景色に目を奪われていたキョーコの前に、いつの間に注文したのか、一杯のカクテルが置かれる。

「き、貴島さん。私まだ未成年ですから、お酒は……」

「大丈夫大丈夫。これはノンアルコールのカクテルだから。
 “シンデレラ”って言うんだよ。
 今日の君にピッタリだろ?」

また軽くウインクし、何気に失礼な事を言ういつも通りの貴島の態度と、景色の美しさに心が解れ、キョーコは今日初めて屈託なく笑う事が出来た。

プレイボーイとして名を馳せる貴島の話術はさすがに巧みで、キョーコは時間を忘れた。
カクテルも気付けば2杯3杯と進んでいて、いつの間にかそれにアルコールが含まれているらしい事もわかったが、敢えてその事実に目をつぶった。軽く甘い口当たりにちょっとくらいなら平気だろうと油断が生まれたのかもしれない。
3杯目のカクテルを飲み終わる頃、キョーコは眠気を感じ始めていた。
貴島の話も右から左へ聞き流し、ぼんやりと外を眺めていると、優しく腕を取られて立たされた。
だが初めて履いて足に馴染みきっていないヒールと、床に敷かれた柔らかなカーペットに足を取られてよろめく。

「あー、ごめん。ちょっと飲ませすぎちゃったかな。
 気分が解れていいかと思ったんだけど……」

すかさずキョーコの腰に手を回して支えながら、貴島が小さく呟いた。

「そのまま帰す訳には行かないから、ちょっと休んで行こう?
 俺、下に部屋取ってあるからさ」

貴島の言葉を聞いているのかいないのか、キョーコは支えられるままにラウンジをあとにした。

***

パタンと背後で扉の閉まる音で、キョーコは意識がはっきりした。

「あ……ここは……?」

「ん、俺が取ってた部屋。
 ──ねえ、京子ちゃん……」

貴島の声が頭のすぐ上から聞こえ、腰に回されている手が熱い。
はっとして距離をとろうとするが、逆に引き寄せられ、背中から抱きすくめられてしまった。

「ねえ、俺……本気で京子ちゃんの事、好きになっちゃったよ……」

耳元で囁かれ、熱い息が耳にかかる。
ぞくりと悪寒とも官能の波ともつかない震えが背筋を走る。
でも不思議と嫌悪を感じないのは、体内に回っているアルコールのせいか、
──或いは、“あの人”ではないせいなのか。

頭の中ではがんがんと警告音が鳴り響いていた。
この状況はよくない。
でも。とも思う心がある。

───いっそ穢れてしまえば、この気持ちを捨てられるだろうか……?

こんな事で身を穢せば、高潔な“あの人”は私を侮蔑するだろう。
きっと今までのように笑いかけてなどくれなくなって、存在すらもなかったかのように扱われるかもしれない。
でもそうなれば、このもやもやもすっきり晴れるような気がする。
そんな暗い思いが胸の底からじわりと滲み出てくる。

──枯らしたはずの感情(もの)はもういらないの。
  もう傷付くのも、心を乱されるのもイヤなの。

「……貴島さん──……」

貴島の腕の中でするりと向き直ると、腕を伸ばす。
ウィッグの長い髪がさらりと肩を滑ると、腰に回された腕に力が篭もり、二人の距離が一段と縮まる。
心が悲鳴を上げているのが聞こえたが無視をした。

──誰か、助けて。

唇の距離が近付いていく二人を、窓からの灯りが赤く白く照らす。
遠くに見える観覧車のデジタル時計が、今、0:00を指した。


[了]







つ、続きはACT.172で!!
………なわけないですよねーw
鬼のようですがここで終わりです。

筆者的には、
多分この直後「き…、気持ち悪い」とキョコが吐き気を訴えるのですよw
なんなら貴島の胸に、ケロケロっと行ってもいいかもしれません。
それでうやむやの内に流れてしまえばいいと思うよ!
敦賀君は途中で退席したキョコと貴島に気付いてたけどどうもできなくて、
時間的にもそろそろ二次会が終わるから、慌てて二人を探しまくるといいよ!と

超無責任ですw
上記数行はわざと見づらくしてありますので、携帯の方は読みにくくてすみません。

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