Uの倉庫 -U's storage-

ようこそ。ここはスキビのファンブログです。原作者様・出版社等各関係先とは一切無関係です。二次創作を扱っていますので、二次創作・同人という言葉や、また、一部桃色な表現もありますので、それらを不快と感じる方は立ち入りをご遠慮下さい。

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[SS-08]心の砦

SSはしばらく書いていないので、勘が鈍ってますなぁ…。
まあリハビリ中ってことで。

キョコたんの心象風景はこんなかなーと。
SSS[ShortShortShort]です。




小さな小さな部屋に小さな少女がいた。
窓はなく、外界とは扉一枚きりで繋がれた、
フリルとレースで彩られたそこは彼女の城。

ガチャリ

不意に硬質な音が部屋に大きく響き渡ると、少女は怯え
その大きな瞳を限界まで瞠り、扉を凝視した。
同時に、部屋は暗闇に包まれて自分の指先さえ見ることは適わない。

『だれ……?』

少し舌足らずに少女が小さく問う。
少女の大きな瞳が見つめる先で、ほんの少しだけ扉が開き
暗闇に白い切り取り線が走る。
途端に少女の身体は震えだし、自分を抱きしめるように腕を回すと
その場にしゃがみこんでしまった。

『いや…! だれもはいってこないで…!』

その大きな瞳には涙が光り、今にも零れ落ちそうだ。

『だれかたすけて……。
 おかあさん……ショーちゃん……──コーン!』

いつの間にか少女の手には菫色の石が握られ、扉からの光を受けて
静かに光っている。
ただひとつ、今はそれだけが頼りとばかりに少女が握り締めるその石は、
きらりきらりと光を受けるたびにその色を変えた。

石の色を変えるその光の温かさも、その光の中にこそ救いがあることも、
少女はまだ知らない。
少女がそれを知るのは、もう少し先。

[了]






キョコの姿は本当は松に失恋した16歳当時が相応しいんでしょうけど、
ここではコーンと出会った頃のイメージで。
こういうのを書くのは初めてなので、難しいですね~。
でも一番難しいのはタイトルを考えることだw 超悩むw

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