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[SS-04]Act.127特訓後妄想(夜の帝王編) page03
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躯中の熱が、下腹部の奥にずくんとした疼きと共に溜まって行く。
その感覚に無意識に擦り合わせていた太腿に、敦賀さんの手が這わされる。
上から下へと撫で回されて、内腿に痙攣のような震えが走る。
愛撫の手がするりと脚の間へ滑り込んできて、咄嗟に閉じようとしたところに
敦賀さんの膝を入れられ、内腿を撫で上げていた手はとうとう私の秘所へと辿り着いた。
「すごく熱いよ。それにすごくびしょびしょだ。まるでおもらししたみたいだね。」
くすくすと楽しそうな敦賀さんの声が羞恥心を刺激する。
「こんなに濡れた下着は気持ち悪いだろう?脱いでしまおうね。」
そう言うと、優しささえ感じられる手付きで私のショーツをゆっくりと引き下ろす。
私はもう恥ずかしくて恥ずかしくて死んでしまいたいくらいだったけど、
抵抗らしい抵抗もできずに、ただこの辱めを受けることしかできなかった。
『こんな、恥ずかしいこと、夢なのかもしれない……。』
現実逃避を始めて自分の世界に引きこもりかけた私を、いきなり内(なか)に入ってきた
敦賀さんの指が現実に引き戻す。
「んくっ、あ、はっ、あ、あぁんっ!」
指は抽送を繰り返しながら内を掻き回し、本数を増やしながら私を翻弄し、
押さえ切れない声が唇からこぼれ出てしまう。
「ほら、もう3本も入っちゃったよ。すごいよ、最上さんの下の口は欲張りだね。
もっともっとって、俺の指を引き込もうとしてるよ。」
恥ずかしいことを次々と囁かれ、耳を塞ごうと持ち上げた手はあっさりと捕らえられてしまう。
「ほら……聞こえる?下の口が涎を溢れさせてるよ?」
そんな言葉を聞かされて、嫌なのに耳に意識が集中する。
すると、さっきまでは敦賀さんの声と、自分の荒い呼吸音ばかりが響いていた耳に
ぐちゅぐちゅといった水音が聞こえてきた。
「やっ……!」
あまりの恥ずかしさにいやいやと首を振ったけれど、その水音はより大きく耳に響く気がした。
「すごいね。今きゅうって締め付けたよ。指が千切れちゃいそうだ。
恥ずかしいことを言われると、感じちゃうんだ?」
溢れてきた涙で視界が霞む。
「も、やめて……。酷い……なん、で……?」
「好きだよ、最上さん。」
「──え?」
唐突なその言葉に思考がついていかない。どういう意味なのか、どういう意図をもって
発せられたのか、のろのろと動き出した頭で理解を試み始めたところに、
今まで以上の強い刺激を受けて意識が真っ白になった。
「あ、あああぁーーっ!」
内に指を挿し入れられたまま親指で肉芽を刺激され、あまりにも強い快感に
束の間意識を失ったらしい。その隙に躯を返されて、壁に向き合うように立たされた。
「ほら、しっかり立って。」
腰を引かれ、無意識に壁にすがりつく。気が付いた時には、スカートが捲り上げられ
剥き出しになったお尻を突き出した、ひどく恥ずかしい姿勢を取っていた。
慌てて姿勢を正そうにも腰をしっかりと抑えられ、力の入らない体では逃げることもできない。
そのまま床に跪いた敦賀さんに、自分でさえまともに見たことのない場所を間近に見られて、
顔から火が出そうなほど恥ずかしい。
「すごく綺麗だよ。」
恥ずかしすぎて却って神経が集中してしまい、僅かに敦賀さんの息が触れるのを感じて
ピクリと震えてしまうのが自分でもわかった。
「やあ、見ないで……。」
逃げたくて、でも逃げられなくて、腰が揺れてしまう。まるで、男を誘うように。
「触れてもいないのに、どんどん涎が溢れてくるよ。そんなに触って欲しいの?」
愉悦を含んだ声で囁いて、ふっと息を吹きかけてくる。
ただそれだけなのに、とろりとした蜜が自分の内から溢れるのが分かる。
「やだ……。からだ、へん……。んあっ!」
敦賀さんの舌が溝をなぞるように後ろから前、前から後ろへと這う。
舌の先が僅かに肉芽に触れ、ぞくぞくとした快感が背筋を這い上がる。
『やだ、本当に、体が変。熱くて、熱くて、ああ!』
一度達した躯がより敏感になっていることなど知る由もない私は、
ただただ敦賀さんから与えられる愛撫に翻弄された。
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